理事長あいさつ

理事長からのご挨拶 入学を希望する皆さんへ

学校法人 八紘学園
北海道農業専門学校

理事長 折登 一隆

学校法人 八紘学園 

北海道農業専門学校 理事長 

折登 一隆

八紘学園北海道農業専門学校のウェブサイトに訪問戴き有難うございました。

どんな学校なのでしょうか

 皆さんがこの農業専門学校に期待する教育とは何でしょうか?青春時代の2年間をこの学校で好きな農業について学び、卒業したら信頼されて仕事を任される人間として思う存分仕事ができるようになりたいと期待しているのではないでしょうか。

 卒業してから仕事で困らないようなカリキュラムが充実していて、各種資格も取得できます。また、学外での数多くの研修旅行など充実した勉強ができ、卒論(課題に取り組むテーマ研究)もあります。

 卒業後の就職先はさまざまです。キャリア教育の一環として、協力企業・団体の協力をいただき、仕事について直接に話を聞ける「農業のしごと相談会」を校内で毎年開催しています。また、希望者にはインターシップ研修なども用意しています。 

 とは言っても、卒業してすぐに一人前の仕事ができる訳ではありません。実社会での学びを通じて初めて一人前になれるのです。

学生を第一に考える

 八紘学園では、自耕自拓の教育方針のもとで、学生第一を方針としています。勉強はもちろんですが、校内に農場で生産された農畜産物などの常設の直売所があることも他校にはない特徴です。消費者に接して接客マナーの貴重な実習経験は卒業後に大いに役立ちます。八紘学園の全国ブランドとなったソフトクリームで有名な直売所があるからこそできます。

 また、授業料は年間20万円に抑えています。他に3食の食費、部屋代などの寮費(全寮制、Wi-Fi完備)、教材費などが月6万円ほどになります。授業料、入学金の減額制度もあります。アルバイトができる時間の余裕は殆どありませんが、多くの機関のご支援をいただき奨学金を受けている学生もいます。

 このように、本校では充実した教育を受けられる一方、学生の納付金も低く授業料は学校を運営する経費全体の3%程度に過ぎません。実習で作った農畜産物の販売収入はありますが、寮へ補助も含めてほとんどの経費を学校が負担しています。

 また、勉強していて、さらに進学を希望するようになる学生もいます。そのような学生には、卒業後に4年制大学(酪農学園大学、北大)の3年次編入の実績もあります。 

八紘学園で学ぶ学生生活

 学校で学ぶ2年間は決して長くはありません。夏は、早起きの農家と同じように早朝から農場実習があります。もちろん、先生方もみんな早寝、早起きです。このような本格的な実習は、全寮制でなければ実現しません。

 入学前には、寮の共同生活に戸惑いもあるかもしれません。世話をする職員も配置しており、病気などで困っても安心です。他にも相談に応じてくれる専門家を学校に配置しています。

 卒業生からは、入学前に不安もあったけれども社会に出て振り返ってみた時に、寮生活は良かったという評価が多いです。寝起きをともにする仲間と絆を深め、語り合いという寮生活は、またとない貴重な青春の一時であったと卒業してから実感するからでしょう。

農業の大切さと皆さんへの大きな期待

 農業が正当に評価されていない一面があります。皆さんは毎日食事をしますね。食料がなければ、人間という動物は健康に生きていけないのを忘れてはいけません。

 その食料を支える農家は、一年の作付け計画を立て、栽培法を工夫・改善して、収穫し、販売します。あらゆる場面に学校で習得した知識、実習で培った技量を使い、自分の責任で取り組むことができる責任とやり甲斐がある仕事を通じて国民の健康を維持していけるのです。

 ところが、日本の食料自給率は低く、農業の担い手の減少、高齢化が避けられません。このような大変な時代だからこそ、農業に挑戦する学生の皆さんへの社会からの期待は益々大きくなっていると感じます。

 この期待にこたえて、本校の学生一人ひとりが日本の農業を支え、そして発展させていくのだという目標に向かって自発的、積極的に取り組むという自耕自拓の気概に満ちた本農業専門学校の卒業生が社会から熱く期待されているのです。

最後に

 これまで述べてきたように、八紘学園北海道農業専門学校は学生第一の方針を掲げ、なによりも学生に農業の素晴らしさ、大切さを教え、役立つ学生を社会に送り出す学校でありたいと考えています。 

 農業高校の卒業生、農業に触れたことのない方、社会人の方も含めて、農業を愛し、学習意欲に溢れる皆さんの入学を心からお待ちしています。

2023年12月
八紘学園理事長 折登一隆